屋根の修繕でカバー工法を選択するメリット、デメリットとは?
屋根の修繕方法として、既存の屋根の上に新しい屋根を取り付けるカバー工法があります。
ここではカバー工法のメリットとデメリットをご紹介しましょう。
カバー工法のメリット
・今までの屋根を取り外す必要もなく、短い施工期間でリフォームできる
・屋根に厚みが出て雨漏りの心配がなくなる
・屋根に厚みが出て耐熱効果が高まる
カバー工法のデメリット
・重量増による耐震性の低下
・既存の屋根材の腐食やカビの繁殖
このようにメリット、デメリットが存在します。
新たにどんな屋根材を取り付けるかにもよりますが、ストレート屋根材を新たに設置するだけでも、全体で数十キロ以上の重さが建物に加わります。
建物の築年数が長い場合はそういった負荷も気になるところです。
そしてもう一つ気になるのは、既存の屋根材の衛生状態。
しっかり洗浄を行ってから新たな屋根材を取り付けないと、カビや腐食が発生してしまうかもしれません。あるいは害虫などが住み着いていて、それが繁殖してしまうことも。
もう使わなくなる屋根とはいえ、綺麗にすることが条件です。
ただ、建物が新しい状況でストレート屋根材を設置する分には、建物に与える負荷もそれほどではないので特に気にする必要はないでしょう。
どちらが良いかはしっかり吟味してから決めましょう。