屋根は葺き替えにすべきか?カバー工法にすべきか?
屋根をリフォームする方法は二通りあります。
それは葺き替えとカバー工法。
葺き替え工事は屋根材全体を剥がして、新たなものを設置していく方法です。
剥がしていく分だけ時間も費用もかかりますが、不要な物を取り外し、新たな屋根材を設置できるので、見た目もとてもスタイリッシュです。
一方、既存の屋根材を取り付けたままで、その上にかぶせる形で設置するのがカバー工法です。
カバー工法だと屋根材が二重になりますので、雨漏りへの防水性はより一層強化されます。
カバー工法の場合は既存の屋根材の上にもう一度ルーフィングシートで覆って、その上に屋根材を敷いていく形になります。
つまり、もともと設置されている野地板、ルーフィングシート、屋根材にプラスして施工するので、合計5層の屋根素材に生まれ変わります。
厚みがあり、雨風をしのぐのには最適な一方で、建物全体に重みを与えることになり、その点は若干デメリットと言わざる得ません。
またカバー工法を行う場合は、既存の屋根にカビや汚れなどが一切付着していない状態かがポイントです。内部で蒸れて、カビが繁殖してしまうといったデメリットを避けなければいけません。
葺き替えとカバー工法による屋根、それぞれメリット、デメリットがありますので納得した上で施工方法で検討しましょう。